主体性を身に付ける
囲碁は、自由な遊びです。
テレビゲームのように予め決めれたストーリーがあるわけでもなく、将棋やオセロのようにコマの動きにも制限がありません。
自由な選択ができる中から何が最善を考えて判断を繰り返す、それが囲碁という遊びです。
そして、自由には「どのようにしたいか」が、常に問われます。
どなたでも経験があると思いますが「何を食べたい」と聞いて「何でもいい」と言われると選ぶのがかなり難しい。
和食が良い、麺類が良い、さっぱりした物が良いなど、ある程度決められた方が決めやすい。
自由よりも、決まってる方が楽ですし、考えやすいです。
ですが、囲碁は自由です。
「どのようにしたいか」を常に問われる、だからとても難しい。
よく、囲碁を始めた方またはやったことない方は「どうすれば良いかわからない」と、口を揃えて言います。
ですが、囲碁をある程度できるようになった方は「〇〇ようにしたかった」と言います。
いつの間にか「答えが欲しい」から「望んだ答えに導く」に変わっている。
どのタイミングで変わるかをお答えできませんが、囲碁で「どのようにしたいか」を常々考える中で気づいたら変わっています。
主体性をに身に付けるためでなく、気づいたら主体性が身に付いている。
囲碁は、そんな主体性が身に付く一助になれる遊びだと考えています。